ホットケーキとパンケーキは、どのように違うのでしょうか。時代が違う?言語が違う?出身地が違う?
英語のホットケーキとパンケーキの違いは
結論から言うと、
- ホットケーキとパンケーキは同じもので、ホットケーキはアメリカ語
コリンズ辞書によると、イギリス英語のhotcakeの意味は、「アメリカのパンケーキ相当品」。
a US equivalent of pancake
ケンブリッジ辞書によると、アメリカ英語のhotcakeの意味は、「パンケーキ」。
a pancake
ホットケーキという語は、1675年~85年頃のアメリカに起源があり、パンケーキという語は1400年ごろのイングランドに遡れるそうです。dictionary.com、mentalfloss.com
パンケーキは、小麦粉などのでんぷん類の粉に卵やミルクやバターなどを混ぜたものを、フライパンや鉄板の上で、油を使って両面を丸く平らに焼いたもののことで、広義では、クレープやお好み焼きなどそのタイプのもの全般がパンケーキです。
イングランドの伝統的なパンケーキは、ふくらし粉が入っていない薄いタイプで、フランスのクレープのようなものであるそうです。
後に、卵を泡立てたり、ふくらし粉の利用で少し厚みが出るものも作られるようになりました。
アメリカのホットケーキは、通常ふくらし粉が入っていて厚みがあります。
ちょっと気になったので、マクドナルドのブレックファストメニューを調べてみました。日本では「ホットケーキ」がありますね。
アメリカでは、「Hotcakes」でした。
出典:mcdonalds.com
イギリスでは「Pancakes」でした。
出典:zomato.com
イギリスはこれを書いている6/8時点の状況ではメニューが縮小中で、マックのサイトからは引用できませんでしたのでロンドンブリッジ店のメニューの写真から引用しました。
まとめ
英語のホットケーキは、17世紀後半にアメリカで生まれた言葉で、パンケーキのことである。伝統的なイングランドのパンケーキはふくらし粉を使わないが、アメリカのホットケーキにはふくらし粉が入っている。
おまけ
日本のふわふわのホットケーキは、日本風のスフレ・パンケーキとかフラッフィー・パンケーキと言われてます。