卓球というとスポーツのイメージで、ピンポンというと楽しい遊びのようなイメージもあります。卓球とピンポンは違うのでしょうか。テーブルテニスはどうでしょう。
卓球とピンポンとテーブルテニスの違い
結論から言うと、現在の卓球、ピンポン、テーブルテニスの違いは、
- もともとはすべて同じで、今も卓球とテーブルテニスは同じ
- 2011年からは卓球と違うルールのピンポンがある
卓球(テーブルテニス)とピンポンは、もともとは同じものでした。その起源は1880年代のイギリス、テーブルの上で楽しんだ即席のテニスを真似た遊びだったと言われています。
ピンポンは、1901年に、ジャックオブロンドンにより、イギリスで商標登録された卓球の道具セットの名前です。その後、アメリカではパーカー・ブラザーズにより商標登録されました。
ピンポンの他にも、ゴシマ、ウィフワフ、ポンポン、ピンパン、クリップクラップなど様々な名前があったそうです。最終的には、ピンポンとテーブルテニスが生き残りました。
ピンポンは商標名でもあり、スポーツとしては、卓球やテーブルテニスが一般名です。
卓球の歴史について詳しくは国際卓球連盟のこちらのページ。
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卓球とは違うピンポンとは?
2011年から、卓球とは一線を画したスタイルの「ピンポン」の大会を組織するのは、イギリスのスポーツプロモーター、バリー・ハーン氏です。
2011年には、アメリカのラスベガスで第1回世界ピンポン選手権が開催され、第2回大会は、2013年にイギリス・ロンドンで開催。以後2020年まで毎年ロンドンのアレクサンドラパレスにて開催されています。
卓球との違いは、ラケット(パドル)、ルール、スピード。
ラケットは、木製でサンドペーパーが貼られたものを使います。そのため、卓球よりもボールのスピードが遅くなり、ラリーが長く続きます。
また、卓球は11ポイント制のところ、ピンポンでは15ポイント制です。
ざっくりいうと、ピンポンは、卓球のエンタメ性を強調したバージョンといったところでしょうか。
詳しくはこちらのサイト。
まとめ
卓球とピンポンとテーブルテニスは、もともと同じもので、ピンポンは商標名である。2011年からは、卓球と一線を画したピンポンの大会が開催されている。